2016年2月3日水曜日

治療にはどれぐらいの期間が必要?

  癌と告知を受けると、色々なことを考えてしまいます。
前にも書きましたが、治ることはあるのか? 自分は死ぬのか? なんて悲観的な事ばかりを最初は考えます。 これは当たり前の反応ですけど。

 しかし、その次に考えなければいけないことは「どうやってガンと闘っていくのか?」と言うコトです。 最初にしなければならないことは、自分が納得できる病院を探すことってのか既に書きました。 大切なのはその次です。

 まず、私の頭を過ったのはこれからの生活はどうする? 治療はどれぐらいの期間必要になるんだ? はっきり言って治療期間に関しては、病期によって異なるので何とも言えません。 それでもネットで調べまくりました。 その結果、何となく見えてきた答えは。

 どうやら、抗がん剤の投与は基本は6クールというのが多いらしい。
 (1クールは、抗がん剤投与から次の投与までを約1ヶ月と考えて下さい。)
つまり、6ヶ月ぐらいは最低でも抗がん剤治療には必要らしい。 

 その後、抗がん剤の効果が現れていればですが、更に6ヶ月で普通に活動できるまでに戻ります。(あくまで私の場合です。) 6クールが終わっても、指先の痺れや、頭髪が元通りになるまではなかなかと仕事に復帰は出来ないってのが正直なところでした。

 もちろん、抗がん剤の投与は基本的に外来で行うことが可能なので治療を続けながら働いている人も多く居るそうですが、実際には結構キツイと思います。 体力的に抗がん剤の影響で疲労感のようなものもありますし、多少なりとも吐き気などもあります。 私も最初は、それさえ我慢すれば外来で抗がん剤を投与する2日間さえ仕事を休めれば良いのだから仕事を続けようと考えていました。

 しかし、実際は違っていました。 抗がん剤を投与すると免疫力が著しく低下する時期があるのです。 抗がん剤を投与してから徐々に免疫が低下し始め、2週間を過ぎたあたりからピークになっていきます。 そして、1週間をかけてまた元に戻っていくといった感じです。 つまり、免疫力が低下しきっているその1週間も外出を控えなくてはならないと言う事です。 風邪などを引いてしまえば、簡単に肺炎になるレベルです。 何なら、ガンではなくそちらで死んでしまいます・・・・。

 つまり、どんなに少なく見積もっても1ヶ月間に5日〜7日は仕事を休む必要があるのです。 7日×6ヶ月=42日、有給がそれだけ残っていれば良いですが、そうでなければやはり給料も減りますし、何より会社側も困るでしょう。 大企業などに勤めていれば、それなりの救済措置もあるのでしょうが。 

 更にですが、前述の通り抗がん剤投与が終わってからも6ヶ月ぐらいは個人差はあるとは言え、指の痺れなどそれなりの副作用が残りますのでその間もまともには働けないと思った方が良いです。 何よりもまずはガンをしっかりと治す事が先決ですから。

 忘れないで下さい。 悪性リンパ腫は、個人差や病期にもよりますが、ガンの中では比較的、寛解(がん細胞がCTやPETでは発見されない状態)が期待出来るガンだと言う事です。 


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