- 自分が患っている癌と同じ癌の取り扱い症例数が多い病院。
- 1時間程度で通える距離にある病院。
私が特に重要だと感じたのは上記の二つです。 他にも色々と細かい条件はありますが、逆に上記の二つは絶対に外すべきではないと思うものです。
まず、症例数の多い病院を選ぶというものですがこれはやはり経験の差が物を言うといった感じです。 どんなに大病院だからといっても決して安心ではありません。 取り扱い症例が少ないということはそれだけ経験が蓄積されていないということですから、やはり症例数の多い病院を選ぶに超したことはないと思います。
二つ目の「1時間程度で通える病院を選ぶ」ですが、これは近くに症例数の多い病院がなければ仕方ないのですが、病院を選ぶにあたっては非常に重要な事です。
何故か? 理由は簡単です。 抗がん剤治療を開始すると、最初の投与は患者の抗がん剤に対する反応を見るためもあり、入院で行う病院が多いのですが、それ以降は外来で抗がん剤治療を行う病院が大半だからです。
私の場合は、R-CHOPという化学療法をうけました。この治療法に関しては、私などが説明するよりも多くの情報がネットに溢れています。
本題に戻りますが、この場では何故に1時間程度で通える病院を選ぶべきかという理由のみを申し上げます。 それは2回目以降の外来で治療受ける場合に重要となってくるからです。 この抗がん剤は大まかに言うと、投与開始する前に採血、診察、飲み薬の服用、そして数種類の抗がん剤(R-CHOPの場合は、5本)を点滴というかたちで投与することになります。
もうお分かりですね? メチャクチャ時間が掛かるのです。 有名な大学病院になると採血してから結果が出るまでに1時間以上なんてのも珍しく有りません。 実際、私が通っている大学病院はそうです。 その為、私は普段に診察は予約時間の二時間前に採血を受けれるように前もって病院に行きます。
少し話が逸れましたが、とにかく点滴の投与だけでも2時間半から3時間は必要になります。 つまるところ、外来での抗がん剤治療をうける日は丸一日がつぶれると思って間違いありません。
そして、帰る時には疲れや多少の薬の影響でぐったりします。 身体に表れる副作用は個人差が大きいようなので一概には言えませんが、元気はつらつで帰れるとは思わない方が良いです。 (ただし、最近は副作用として有名は吐き気に関しては、非常に良いお薬などもあり、昔に比べてかなりすくなくて済む様です。 私の場合は、殆どと言っていい程、吐き気は感じませんでした。 これに関しても、別の号で書きたいと思います。)
最後に余談になりますが、上記以外に大きな病院を選ぶと良い事があります。 癌の診断においては、PETと呼ばれるCTを受けるのですが、これが導入されている機器が最新か否かによってそれなりに画像の鮮明度が違うようです。
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